3.台風9号のせいで遅れに遅れた台北到着(1日目)

2019年08月|台湾島の東側に行って見たら意外なくらいによかった

本来なら前日日付が変わる直前くらいに桃園空港に到着するはずだったのですが、台風9号が台湾を直撃したせいで乗るべき飛行機の関西空港到着が遅れ、本来より6時間遅れの朝6時少し前の到着になってしまいました。当初の計画では深夜に台北まで移動してとりあえずホテルにチェックインするはずでしたが、予約していたホテルが返金してくれるということで、結果的には1泊分の料金が浮いたことになります。

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1日目午前 桃園空港から台北経由花蓮へ

桃園空港で到着後のごたごた

朝早くに到着したのは良いものの、桃園空港は台風一過で遅れていた便の到着ラッシュ。入国審査場は長蛇の列になっていました。もともと混雑するとは聞いていましたが、列に並んで1時間以上かかってやっと通過です。まあ次の予定は予め予約しておいた臺灣鐵道の切符を台北駅で10時までに入手することなので、多少時間がかかっても問題ないのですが、さすがに立ちっぱなしで列に並ぶのはくたびれました。

さて入国審査の後は預託荷物の引取ですが、さすがに到着から1時間半程度経っているので既に流れているはずなのですが、モニタにはどのターンテーブルに流れているか全然表示されていません。あと、予約したホテルの返金をしてもらうために遅延証明書をもらわないといけないのですが、肝心のエアアジアのカウンターがどこにあるかわかりません。やっと見つけたカウンターはターンテーブルの裏にあり、スタッフのお姉さんはカウンターに隠れるようにしてスマホをいじっていました。

無事遅延証明書もゲット(カウンターにQRコードが掲示してあり、それをスマホで読みとって証明書をダウンロードする仕組みでした)でき、荷物を引き取った段階で既にくたくたでした。

本来のスケジュールでは既に空港MRT(地下鉄)の終電の後の到着だったのですが、この時はすでに8時過ぎ。当然地下鉄が動いている時間なので、ニュー台湾ドルに両替をしたのち駅の方へ向かいます。台湾の訪問は4回目くらいなのですが、実は台北へ行くのは20年ぶりくらい。以前はツアーバスで向かったように記憶していますが、今は地下鉄ができて便利になりました。空港の地下鉄駅へ向かう通路の途中に、チケット(トークン)を販売するブースがありました。カード払い限定ですが、片道150NTDのところ130NTDと少しお得です。

空港地下鉄のチケットはトークン型のICチケット。帰りも地下鉄を利用することがわかっているなら往復で購入しておくのがよいでしょう。

空港から台北駅までは直通列車だと40分弱。直通列車は荷物置き場も用意されており、クロスシート座席で非常に快適に移動できます。地下鉄と言っても台北市街に入る直前まで地上を走っているので景色も眺められます。駅も車両もまだ新しくてきれいです。

途中の駅にて」。実は間違って各駅停車の列車に乗ってしまったので、途中の駅で直通列車に乗り換えました。

台北駅到着後臺灣鐵道で花蓮へ移動

台北駅に到着したのは9時半頃だったでしょうか。ここから台湾東海岸の街、花蓮まで臺灣鐵道で移動です。ひとまず予約した列車のチケットを引き取らなければなりません。予約をしていたとしても、発車の30分前までにチケットに交換しないとキャンセル扱いになってしまうとのこと。チケット発券は駅の窓口でしてもらうようですが、自動発券機を見つけたのでそこで発券してみました。予約時に入力したパスポート番号と予約票に記載されている予約番号を入力することですんなり発見できました。発車予定は10時40分なのでそこそこ時間的な余裕はありますが、朝食を食べに駅周辺をうろつくほどの時間はありません。駅の中の飲食店はまだほとんど開店しておらず、臺灣鐵道名物の便當(弁当)を買って予約した列車の到着を待ちます。便當の種類はこの時5種類販売されていて、うち2種類は素食(精進)でした。

列車チケットの購入もできますが、事前に予約をしていればチケットのピックアップもこの機械でできます。スクリーンに表示された一番下のボタン(訂票取票Ticket Pick Up)にタッチしてあとは画面の指示に従いパスポート番号と予約番号を入力するだけ。

こんな便當(弁当)売り場が各所にあります。ここはまだ営業していませんでした。

これは私たちが乗る列車の1本前のプユマ(普悠瑪)号。以前脱線事故を起こしたのはこのタイプ。花蓮まで2時間程度で走るのでこれに乗りたかったが、既にチケット完売だった。

列車に乗り込みやや遅い朝食タイム。台湾の便當はおかず(肉)乗せご飯が一般的スタイル。豚の排骨(骨付きあばら肉)がうまい。

朝食の便當を食べ終わり車窓の景色を眺めていましたが、街を外れるとなんていうことはない景色で急激に眠くなってきたので、そのままウトウトとします。この列車は目的地の花蓮が終着駅なので、乗り過ごす心配もありません。

しばらく居眠りをしていてふと目を覚まして車窓を見ると、台風一過の真っ青な空と水平線まで見渡せる海の絶景が視界に入ってきて一気に目が覚めました。この路線は台湾島の東海岸を走るので、台北から乗車する際は進行方向に向かって左側の席が絶対におすすめです。

そんなこんなで2時間40分くらいかけて花蓮駅に到着です。時間は13時過ぎだったでしょうか。ひとまずタクシーで予約を入れておいたホテルに向かいます。たいていは駅近のホテルを予約するのですが、今回は夜市などがある繁華街が駅から2kmほど離れた場所なので、繁華街に近い方を選択。いつものようにagodaで予約しておきました。

ここは花蓮中心街にある4つ星級のホテル。建替え(改装?)後それほど経っていないようでまだ新しく、スタッフの感じも非常に良かったです。立地も夜市から徒歩10分弱のところにあり非常に便利。フロントロビーには一昔前の応接間のようなインテリアが展示されてあったり、駄菓子屋が再現されていたりと楽しめる趣向が凝らされています。

日本でいうところの1970年代くらいのインテリアの再現が展示されています。

1日目午後 花蓮の街を散策

東線鐵道遺址

ホテルにチェックインしたものの、時間が早かったせいでまだ部屋が準備できていないとのことだったので、荷物を預けて付近の散策に繰り出します。ひとまず向かったのはホテルからほど近い「東線鐵道遺址」。臺灣鐵道の旧駅を小さな公園に転用した施設で入場は無料。SLなんかが展示してあったりします。ここに併設されているカフェが居心地よくて、ビール(なんとチェコビールがあった)を注文してしばしまったりします。台湾では、こういうなんてことはない場所に心地の良いカフェが多くあって、予定外に時間を消費したりしてしまいます。

台湾でチェコのピルスナーウルケル。奥はベルギーのヒューガルデン。なかなか日本でもお目にかかれないラインナップ。でも残念ながら台湾ビールはなかった。

建築は古い駅舎を改造したものだろうか。内装はラフだけれども居心地の良い空間です。写真には写っていないけれど2匹の柴犬が看板犬のようです。

SLが展示されています。

I Love Rail Fans.てっちゃんはどこの国にも存在するのだ。

 

松園別館(Pine Garden)

東線鐵道遺址のカフェでのんびりした後どうするか考え、「松園別館」まで歩いてみることにしました。ここから松園別館までは徒歩で20分強(GoogleMap調べ)。タクシーに乗るほどでもないので、スマホの地図を頼りに歩きだします。途中の景色はなんてことはない普通の地方都市の風景であまり楽しくはありませんが、やはり南国の雰囲気はありありと感じられます。

「慢」はゆっくり走れという意味のようです。

松園別館」は旧日本帝国軍将校の「接待処」だった建物だそうで、現在は一般に公開されています。入場料は60元。うち30元は施設内のカフェやお土産物店で金券として使えるクーポンになっています。(以前の情報では入場料50元でその全額がクーポンになっていたということでしたが、、、。)コロニアルスタイルで設計されているものの、屋根瓦や小屋組みが日本式でできています。小高い丘の上の海が見渡せる場所にあるので、見晴らしがよく景色は大変良いです。気持ちの良い風が吹いており、気温も幾分低いように感じます。戦争末期には特攻隊が出撃?する前夜に宴を催す場所だったとか。「神風特攻隊」のパネルも展示されており、日本人としてはいろいろ考えさせられる場所ではあります。ただそういったことは別にしても、わざわざ行って見る価値はあると思います。

松園別館。名の通り、松の木が多く植えられています。

外廊下を配したコロニアルスタイル。

メンテナンスの状態は非常に良いようです。

松葉でよく見えませんが和瓦で葺かれています。

「カミカゼ」。。。

松園別館に上がってゆく道の入り口に老舗らしき「臭豆腐」屋さんがありました。ちょっとそそられましたが、ビールが売ってなさそうだったのでやめました。初めて台湾に来た時は夜市に漂う臭豆腐の匂いにやられましたが、現在では平気に(むしろ好物に)なりました。

松園別館への道の入り口にある臭豆腐やさん。かなり遠くからでもその存在がわかるくらいの匂いがする。

石雕博物館(Sculpture Museum)

松園別館の次にどこへ行くか、、、。私たちが持って行った「地球の歩き方」は2015~16年版で古いのかもしれませんが「花蓮」の紹介ページはたったの6ページ。そのうちほとんどはホテルの紹介ページで、観光名所はほとんど載っていません。駅で観光地図をもらっておくべきだったと後悔しますが後の祭り。ガイドブックに松園別館の他では唯一歩いて行けそうな場所にある「石雕博物館」へ行って見ました。松園別館からは徒歩25分(再びGoogoleMap調べ)。歩けなくはないですが、ホテルとは反対方向になります。帰りは1時間くらい歩くことになりますが、行けばバスがあるだろうという予測の下に歩き出しました。

石雕博物館があるのはおそらく花蓮の行政庁等がある官庁街の様でした。この日は土曜日だったせいもあり街は閑散としています。石雕博物館自体はまだ新しいきれいな建物で、この日展示されていたのはピンク色の模様の入った「石」(この地域はいろいろな石の名産地らしい)をいろいろなものや景色に「見立て」をして、それに応じた表題(タイトル)をつけて展示するというものでした。確かに展示されている石には様々な表情があり、それを何かに見立てるのは大人の趣味としては面白そうでした。

花蓮懸石雕博物館。入場料20元。エアコンは効いています。

付近の公園ではお祭りの準備をしていました。この公園内には「原住民文化博物館」というものありましたが、営業しないようでした。

ホテルに戻って夕食に(竹陽活海鮮)

細切れに歩いてきましたが、結果的にはホテルから随分離れた場所まで来てしまいました。バスがあるだろうからそれで帰ればよいと考えていましたが、バス停はあるのですが運行本数が非常に少なく使えません。そういえばこの街で公共バスらしきものが走っているところはここまで見なかった気がします。タクシーも全く見かけないので、仕方なく歩いて帰ることにします。今度は40分の道のりです。ツレはかなり機嫌が悪いようですが、計画なくきたのだからまあ仕方ありません。

ホテルに戻って預けていた荷物を出してもらい、部屋に入れてもらいました。さすがは4つ星と言うだけあって、設備や備品は充実しています。とりあえず備え付けの石鹸で汗で汚れたシャツを洗って干します。室内干しでもすぐに乾くように、旅行へ行く際には化繊のシャツを着用しています。化繊と言っても、汗をかく季節なら着心地はコットンの物よりずっと優れていますし、最近は登山用品店でしゃれたデザインのものが多く販売されています。一晩干せば翌日朝にはちゃんと乾いているので、荷物を少なくするには最適です。

夕食はせっかく海の近くに来ているので海鮮と言うことにし、ホテルからそこそこ近い「竹陽活海鮮」へ行くことに。こういう場合のお店選びはツレがスマホで適当に調べてくれます。私が調べて選ぶより安心感があるので、最近はずっとお任せしています。このお店は地元の人々で賑わうお店だとのことでしたが、ちょうどこの日も団体のお客さんが誕生日パーティをされていました。注文の仕方は中国の海鮮料理屋でよくある生簀から魚介を選んで調理法を指定する方式。言葉が通じないので調理法は細かく指定できませんが、「蒸」とか「炒」とか程度なら伝わりますし、大体素材により調理法は決まっているようなのでノープロブレムです。

竹陽活海鮮。

8時前頃はお客さんでいっぱいでしたが、8時を回るとすっかりいなくなります。晩御飯の時間帯はどうやらかなり早めのようです。

アマダイだったと思います。蒸し物で。

アサリと空心菜。この空心菜は筋っぽくなくて絶品でした。

イカの茹でたの。2人だったからか全体的にポーションは少なめ。たくさん食べたければ材料を選ぶ際に言えば分量を多くしてもらえると思います。もちろん料金は目方換算です。

この他に数品と台湾ビールを2本(だったかな)で1120元(4000円くらい)。海鮮にしてはお安い方だと思いますし、味や材料の鮮度も悪くなくてしかも活気があってよいレストランだと思います。

東大門夜市(East Gate Night Market)

夕食後、まだ早い時間だったので「東大門夜市」へ行って見ることに。台湾といえば夜市なのですが、雰囲気は好きなのですがざわざわした通りに腰かけて食事をするのがどうも苦手で(特に食事をするのは)避けていました。しかしここの夜市は各店舗の裏側に広いテーブルスペースがあり、そこでゆっくり食事などができるようになっています。これならば抵抗なく飲食できそうです。

東大門(福町)夜市。すぐそばに自強夜市と言うのもあります。

夜市と言えばこういう感じ。これが毎晩開催されているというのがすごい。

関東煮(かんとうだき)と言うのは「おでん」の関西地方での呼び方では?

スイカの皮が薄い!

ここの夜市で興味があったのは「原住民街」という一帯。その名の通り、中国人(漢人)ではない元々台湾島に住んでいた人たちが出店している場所のようです。お店の人の顔つきもなんとなく中国人とは違うワイルドな風貌の方が多いです。ここで気になっていたのは「小米酒」という粟(アワ、小米)を原料にした醸造酒です。グラス売りがあるかと聞きましたがボトルのみの販売。200元のそのボトルを買って、猪肉(豚かな?)のあぶったのをアテにしてお店の裏でチビチビ飲みながら旅行初日を振り返ったりしました。

原住民一條街。

「原住民風味」を売りにしたお店が多い。

小米酒と猪肉のあぶり。小米酒は幾種類かあったが、試飲させてもらって一番香りがよい種類を選択。何かの果実を漬け込んだような味だが、原材料を見ると小米(アワ)と糖分だけだった。そういえばミャンマーで飲んだカチンワインもこういう味だったように思う。

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