3.昆明から麗江へ高速列車で移動(2日目)

2019年12月│中国 雲南省昆明から世界遺産の麗江へ

中国での2日目は昆明から麗江へ列車で移動。以前は寝台列車で夜通し移動して麗江に到着するのが一般的だったようだけど、2019年の1月に昆明ー麗江間の高速列車(いわゆる新幹線、中国では動車組)が開通して3時間から3時間半で移動できるようになったのは画期的なことです。中国の交通機関の発展は旅行者には喜ばしいことですが、少し残念な気がします。私がサラリーマンを退職して自由に旅行ができる頃まで、少し不自由な場所は残しておいて欲しいと思うのはわがままでしょうね。

2日目(昆明から麗江へ)

ホテルでの朝食後に昆明駅へ

昆明のホテルムーン&カリス (Moon&Chalice)での朝食は前日に選択しておく仕組み。チャイニーズ2種類、ウェスタン2種類から選択しておきます。選択しておいたのは米線という米粉の麺。「スパイシーだけど大丈夫か?」としつこく聞かれた割にはそれほど辛くなく美味しかったです。

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ホテルの朝食の米線。コシのない米麺のピリ辛煮込み。

この日は8:47分の列車に乗らなくてはならず、中国では荷物検査とか列車に乗るにはいろいろ面倒な手続きがあるので30分前には駅に到着しておきたいところ。しかしホテルから駅まで地下鉄で行けば40分くらい掛かるにも関わらず、朝食のスタートは7:30。というのも、中国はこれだけ広いのに時間は北京標準時で全国統一されているので、昆明では朝7時といえどもまだ暗いのです。タクシーを使うにしても8時前には出発したいのだが、タクシーを頼んでおいたにもかかわらず、8時を過ぎてもなかなか来ないのでちょっとイライラ。

やっと到着したタクシーに飛び乗ったのだけど、車中でツレが「バッグをホテルのフロントに置き忘れてきたかも」と言うのです。トランクに入れたのでは?と期待しつつ、昆明駅に到着して確認するもののやはり車のトランクにはスーツケースしかない。これから戻れば予約した列車には乗れないことは確実。開き直って乗ってきたタクシーには支払いをして、再度タクシー乗り場に並んでいると、トイレに行っていてらしき先ほどのタクシー運転手が我々を見つけ「何をしているんだ!駅はあっちだ!」と叫びます。「カバンを忘れたんだ」と言うことを身振りで伝えたりしながら、再度タクシーでホテルに戻ると、ホテルフロントの女性スタッフがツレのバッグをしっかりと抱きしめてキープしつつ、私たちに連絡を取ろうとメールを打っている最中でした。聞けば乗り遅れた場合は、少しの追加料金で次の列車に変更してくれるとのこと。「困ったことがあればホテルに電話するように」とかいろいろお世話をしてくれました。「タクシーを呼ぼうか?」と言ってくれたのですが、どうせ遅れたのだからと地下鉄で昆明駅に向かったのでした。

ツレ
ツレ

手荷物を忘れ忘れるというまさかの失態。

ホテルのスタッフのおねえさんがバリバリと対応してくれて感謝です。

昆明駅の検札口。自動改札機はあるが、それを使用するには中国国民が携帯している身分証明書(ICカード)が必要。外国のパスポートで乗車するには有人の改札口でパスポートチェックを受けなければならない。

ツレ
ツレ

駅はかなり広いので、インフォメーションカウンターなどを見つけて

受付の場所を教えてもらうほうが早いです。

英語や中国語が出来なくても携帯の翻訳機能でなんとかなります。

一度Googleの翻訳ソフトで音声入力の練習をしてみてください。

今の翻訳機能はびっくりするくらい良くできています。

今回の旅行でどんだけ助かったことか!!

昆明駅で予約列車の変更手続き

昆明駅で予約した列車の次(発車は1時間半後、到着は2時間後)に変更をしてもらいます。変更料金はどのくらいかかるのかと思っていたら、座席指定も変更してもらったのに無料。考えてみれば中国の列車は発車の10分前には改札を締切るので、空席はそこから再販売できるのかもしれません。いずれにしても無座(座席なし)を覚悟していただけに、なんとユーザーライクなシステムなんだと感動をしました。

中国の列車は30分くらい前に駅の改札を通過して、待合室で列車の到着を待つシステム。発車10分前には待合室への入場が締め切られるが、乗り遅れたら次の列車に無料で変更してもらえるのはある意味非常に合理的。

ホームへは次の列車の乗客しか入れないので、東海道新幹線の東京駅のようにホーム上で客がごった返すことはない。無座(座席指定なし)であっても列車の指定は必要。向かいに見えるのは緑皮の寝台列車。あれにも乗ってみたかったがスケジュール優先で高速列車に乗車。

今回乗車した高速鉄道は、見た限り200km/h程度で走行しておりそれほど高速ではないようだけど、揺れを感じないのは特筆すべきところ。日本の東海道新幹線は線形のせいもあるけどとにかくよく揺れる。そんなものと慣れてしまっていましたが、目からウロコの静かさでした。ただ、単線区間でもないのに駅でもないところに長時間停車しているのはなぜなのか。何かのトラブルかとも思いましたが、予定時刻にきちんと到着したのでそうでもなさそうです。謎です。

車内販売もあります。イチゴのパック25元。高い。あまり美味しくない。イチゴはやはり日本産が良い。

ツレ
ツレ

まあかなり昔の新幹線の車内販売そのものです。

お祭りでりんご飴買う→高いし味はイマイチ→でも嬉しい

みたいな気分でした(笑)

 

 

2日目午後(麗江古城)

バスで麗江古城へ

麗江駅へは定時通りの時刻に到着しました。麗江駅のホームから名峰「玉龍雪山」を正面に見ることができ、ちょっとした撮影スポットになっています。私も山がよく見えるポイントが空くのを待って写真に収めます。そのせいで駅を出るのはほぼ最後になってしまいました。中国の列車駅では、降車駅でも身分証の確認があります。この時は一番最後だったので、パスポートを見せてすんなりと通過。悪事を働かないのであれば特に気にする必要はありませんし、外国人旅行者にとっては逆に安心感もありますが、生活している人にとってはどう感じるのかとも思います。

国家による移動の管理と言う人もいますが、日本でも自動車のナンバーは道路の要所々々でチェックされているので、程度の問題はあれ同じと考えることもできますね。

乗車してきた高速鉄道の車両。最新型ではなかった。

駅のホームからは「玉龍雪山」を見ることができます。この日は快晴だったけど山頂付近には雲が掛かっていました。

完成したばかりの麗江駅の出口改札には自動改札機が並ぶ。中国の鉄道駅は出口と入口がたいてい別々。自動改札では切符と同時に身分証のICカードが必要で、外国人は自動改札機を使うことができない。

麗江駅正面。大きな駅の駅前にはたいてい武装警察(武警)が常駐している。

駅前はまだできたばかりで新しく、タクシーは(たまたまかもしれないけど)いませんでした。元々公共バスで古城まで行くつもりだったので、バス停に向かうと「旅游专线(旅游専線)」と書かれた青いバスがいたのでそれに乗りました。少なくとも古城の南門付近へは行くはずなので、そこで降りてあとはホテルまで歩く寸法です。(後でよく調べればホテルに近い北門付近へも巡回することが判明。)南側の古城入口から予約したホテルまでは結構距離があります。観光しながら歩くのは苦ではありませんが、道路が石畳敷なのでキャスター付きスーツケースを引きずるのは大変でした。荷物を持ったまま古城内を歩くのであればバックパックの方が良いと思います(バックパックを背負った人は一人もいませんでしたが)。

旅游专线は運賃3元。通常のエアコンバスは2元なのでちょっとだけ高い。古城まで20分強で到着する。

あとで確認するとこのバスは古城の周囲をぐるっと回るルートだったのですが、古城の南門付近で乗客が一斉に降りるのに釣られて私たちも下車。そこからスーツケースを引きずって北門に近いホテルまで徒歩で移動しました。無駄な移動ではありましたが、古城内の路地はかなり商業化されてはいるものの雰囲気がよく、途中で昼飯を食べたりしながらのんびりとホテルまで移動しました。

麗江古城の南門付近でバスを下車。バスのフロントガラス下に書かれてあるのは、現役唯一の象形文字である「トンパ文字」。このあたりのナシ族の文字だとか。

古城の内部。空が青くて雲が近い。

ナシ族の保存食の腸詰と乾燥アバラ肉。アバラ肉はカビだらけだがちゃんと美味しく食べられます。

街では道路と水路とが共存している。

飾りつけの提灯にも「トンパ文字」が記されている。

適当なレストランで遅めの昼食。烏骨鶏火鍋。この日からずっと火鍋を食べ続ける事になる。

到着したホテル(入口がわかりづらい)では、表に座って客引き?をしていたお兄さんに予約表を見せると「連絡してくれたら迎えに行ったのに」と言われました。確かに「3日以上宿泊するゲストは麗江駅まで無料で迎えに行く」旨のメールはもらっていたのだが、道中も楽しみたい私(ツレは違うようだった)は、そのメールを無視していたのでした。とは言え、石畳の道をスーツケースを引きずるのはそれなりに大変なので、素直に迎えに来てもらえば良かったです。

ホテルでチェックインの手続きをしながら、ホテルのスタッフにこの旅行のメインである「玉龍雪山」へのツアーの参加について相談します。「玉龍雪山」は標高4500m強の場所までロープウェイで上がることが出来ると言う中国ならではのスケールの大きな観光地。しかしそのロープウェイの切符は事前予約が必要で、しかも支払いは中国版LINEとも言える「微信」でのみ可能。事実上外国人がフリーで行くことはできなくなっています。(旅行会社で予備票とかいうのを入手できて運がよければチケットを現地で入手できるという情報もあり。)そこでツアーへの参加を相談したのですが、「明日、明後日は天気が崩れると言う予報だけど、どうする?」とのこと。3日後は昆明へ戻るスケジュールだったのでそれを変更するかどうか悩みましたが、予報はあくまで予報と割り切り2日後のツアーを予約してもらいました。ロープウェイ(2種類)のチケット、昼食付き、6名+ガイドの少人数のツアーでひとり480元。はっきり言って高いですが、手持ちの現金を全部使って支払いました。というのも最近中国ではあまりクレジットカードを受け付けるお店が減っているようです。基本はAlipayや微信(WeChatPay)での支払いなので、中国ではクレジットカードを使用するシーンはほとんど無いようです。ただ、ATMは各所にあるので、クレジットカードでの現金の入手(キャッシング)には困りません。

ツアーの手配を終えると既に夕方でしたが、麗江の街の散策に出かけます。街は商業化(観光地化)されており、古い建物を生かした(といっても以前発生した大火事後の再建なのでさほど古いものではないらしい)商店や旅館(客桟という)がひしめいていますが、世界遺産に指定された街並みなので散策していて退屈はしません。ただ街の中心にある四方街をはじめ、人ごみ(ほとんどが国内旅行者のようです)が激しく静かな散策はできません。

水路や河川と一体になったまちづくりが特徴。

チベット仏教の「マニ車」も見られますが、チベタンはそれほど多くない様子。

「トンパ文字」押し。本来文字に色はつけないのだが、デザインとしては面白い。

ツレ
ツレ

麗江の町は観光客が多いとはいえ、石畳が予想以上に美しい。

ただ、若い観光客が多く夜はバーやライブハウスで遅くまで賑やか。

私のお勧めは朝一のお散歩。時間が無くても朝食前に30分ほど散策するだけでも、古都麗江の姿が見れますが、朝2時間ほどかけて、お屋敷や寺などを回れば、昔からバックパッカーを魅了してきたこの街の魅力にハマるかもです。

麗江古城の夕暮れ。

夕食は遅い時間に、なぜだかこの日2食めの鍋料理「重慶火鍋」。煮えたぎる赤い方のスープは激辛。これは特別だが、雲南の料理は少しスパイシーなものが多い気がする。

2020年 四方街 - 行く前に!見どころをチェック - トリップアドバイザー
四方街(麗江)に行くならトリップアドバイザーで口コミ(365件)、写真(249枚)、地図をチェック!四方街は麗江で9位(76件中)の観光名所です。

 

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