2.関西空港から1日がかりで台東へ(1日目)

2019年11月|台湾島東部へ再び

10月はサラリーマン業務が多忙でなかなか旅行の計画を詰められないまま出発日が来てしまいました。もともと情報の少ない台湾島東部だけれども、台湾のことなので行ってしまえば何とかなると考え、2015年版のかなり古いガイドブックを携え出発しました。

1日目午前 関西空港から高雄空港へ

今回は久しぶりにピーチアビエーションに乗ります。関西空港でのターミナルはLCC専用の第2ターミナルからの搭乗になるので、空港バスで空港に向かうことに。空港バスは鉄道に比べて運賃が高いので、通常は地下鉄+南海電鉄のジョイント切符1000円で向かうのだけども、第2ターミナルは空港駅から無料シャトルバスに乗り換えないとならず面倒なのでバスにしました。出発の50分前までにチェックインしないといけないとのことで、余裕を見て1時間半前に到着するバスに乗ることにしました。いつもは大阪駅前から乗るバスが、この便は自宅の近くのホテルから発車するとのことで、珍しさもあって自宅からバス停のある「阪急インターナショナル」まで徒歩で向かいました。こんなところから乗る人はいないだろうと思っていたら、若い女性(ぎゃる?)が2人バスを待っていました。親切にもその女性が「切符は2階のホテルフロントで買わないといけないですよ」と教えてくれたのですが、最近は空港バスもICカードで乗車できるのです。その女性たちもピーチアビエーションの台北行きで台湾に行くのだそう。台湾(特に台北)は若い人たちにも人気の旅行先のようです。

関西空港第2ターミナル

空港バスは予想外に渋滞にあいやや焦ったものの出発の1時間前には第2ターミナルに到着しました。ついてみると以前ピーチに乗った際の印象よりずいぶん建物が大きくなっていて驚きました。以前は国際線も国内線も一緒くたの感じでしたが、現在は国際線は新しい建屋に移っていました。ピーチ以外にも春秋航空なんかもここを利用しているみたいです。

大きくはなったもののやはり安普請のターミナルビル。

広くはなったものの殺風景です。

相変わらず工場建屋みたいなターミナルビルですが、出発ロビーには飲食店や免税品店などもあって十分な作りになっています。以前は椅子が取り合いになるほど狭い空間だったことを思えば、随分快適になりました。

免税品店もそこそこ充実。免税タバコもここでゲット。

搭乗は相変わらず屋外を歩いて飛行機に向かいます。晴れていたら特に問題なし。

ピーチアビエーションのシートピッチは狭いと言われますが、大手の国内線と同じくらいの間隔だと思います。ただこれで長時間はやはり厳しい。シートは3-3のレイアウトなので2人連れだと並び席になったとしてもどちらかが真ん中席になります。なので今回は少し追加料金を払って通路を挟んで左右に座席指定をしてみました。いつでも簡単にトイレに行けるという安心感はやはり重要です。安心感がありすぎて3時間程度のフライトで2回もトイレに行ってしまいました。

ピーチの機内はやはり狭いし、ほぼ満席。

LCCなので機内では食事は出ません。なので離陸してテーブルが使えるようになった時に、スマートフォンのSIMをあらかじめAmazonで買っておいた台湾用のものに入れ替えます。ツレも分も合わせて作業していたら隣の若い女性(ぎゃる?)が興味深そうに「それをやると現地でそのままつかえるの?」と質問してきました。現代の携帯電話はSIMを交換することで世界中どこででも現地の電話になることをご存じないようなので懇切丁寧に教えてあげたら次回はそうすると言っていました。今回はレンタルのwifiルータを借りたらしいのですが、SIMの交換は当然ですがSIMフリーの電話機でないとできないということを伝え忘れてました。親切にもAmazonで5日分700円で買えることまで伝えてしまいました。たぶんレンタルルータの代金よりも安いはずなので、彼女たちも次回はSIMをAmazonで買うでしょう。彼女たちの携帯がSIMフリーになっていることを祈ります。

高雄空港到着

ピーチMM35便はほぼ時刻通りに高雄空港に到着しました。到着が遅れて予約した台東行きの列車に乗れなかったら、以降の列車はないので心配していたのだが、まずは一安心。安心したらまたトイレに行きたくなって荷物ピックアップの後、空港のトイレを借ります。そこの男性用便器の前にこんな標語の張り紙がしてあります。「滾石不生苔;轉業不聚財 A rolling stone gathers no moss.」いわく、「転がる石には苔が生えぬ;転職すると金がたまらぬ。」ということか。全く逆のことを言っているような気もするが、中国人的には同義なのだろうか?
疑問が生じたので調べてみたら、イギリスではまさに中文のままの意味で「転がる石」は「落ち着きのない者」の例えのようで、そういう人は成功しないということだそう。私は「活動的な人は能力を錆びつかせない」という風に理解していたが、これはアメリカ式の解釈だそう。旅をするといろんなことがわかるものだ。

中国人的にはイギリス式の解釈をしているようだ。日本でも石に苔むすのは良いことのように「君が代」でそういっているような気がする。

1日目午後 高雄から台東へ

高雄空港から臺鐵高雄駅までは地下鉄で20分程度なので大変便利。地下鉄の駅で、以前台中で買った一卡通(iPass)に少しお金をチャージして高雄駅へ向かいます。一卡通は高雄の交通カードなんだけれども、台湾全土で使用できます。そもそも台中で買ったし。ちなみに台北の交通カードは「悠遊卡」と言います。

高雄で列車の切符をゲット

高雄駅に到着したら以前と大きく様子が変わっていました。以前も工事中だったような気がするのだけれど、当時地上にあったプラットフォームは完全に地下化され、その上には真新しいモダンな駅舎が建っていました。ここで事前に予約した臺灣鐵路の切符を入手しなければなりません。予約した切符は遅くとも発車の30分前には引き取らないとキャンセルされてしまうので少し焦っていたのだけど全然余裕でした。窓口に行くのは面倒なので、今回も自動販売機で切符を取り出します。大きな駅にはたいてい自販機が設置してあって(壊れているものも多いけど)、そこにパスポート番号と予約番号を入れれば切符が出てくる仕組みです。自販機には近距離の切符販売機と「對號列車」の切符販売機の2種類があります。このあたりはJRと仕組みが似ています。予約した列車の切符を取り出すのは「對號列車」の販売機の方。「對號列車」とは座席指定の列車のことです。

「對號列車」の切符自販機。

無事に切符ゲット。

小腹を満たしに街を散策

列車の発車は16時23分。発車まで1時間強あるので少し駅周辺を散策します、というか腹が減ったので何か食べに行きます。ところが台湾の飯屋は昼の2時頃には一旦店を閉めてしまうところが多く、適当な店がないことは事前に調べていました。なのであてずっぽうで歩いて「長脚意麺」という店に入りました。付近にはインドネシア料理店が多くあって、そういう店は開いていますがわざわざ台湾に来た最初の食事がエスニックなのもどうかと思われたので、唯一開いていたここへ。意麺とはこしのない平麺でインスタント麺のような食感。もしかしたらそうなのかもしれません。ここでメニュの一番上にあった鴨肉の意麺を汁なしでオーダー。意外とちゃんとした麺料理が出てきて安心しました。麺2人分と清菜とで120NTDくらいだったと思います。

インスタント感を感じる麺に鴨肉と少しの具材が乗っています。

周囲はインドネシア料理屋とベトナム料理屋が多い。そういえば最近ベトナムでは出稼ぎ先として日本に変って中華民国(台湾)が人気らしい。

付近には旧高雄駅の駅舎が移築されていて、内部は地下化に関する簡単な博物館になっていました。

現在の高雄駅。コンコースは地下1階にあり、吹き抜きの上に妙な意匠の天井が見えます。

高雄駅から台東駅へ

発車の20分くらい前には高雄駅に戻って列車を待ちます。以前は地上ホームだったのが現在は地下ホームになっていて、やや風情がなくなった感じは否めないがきれいであることは確かです。今回乗車するのは汽車(ディーゼル車)タイプの自強号。車内は比較的ゆったりとしていて乗り心地は悪くないです。

自強号の車内。電車タイプのものもあるけど、こちらの方が雰囲気があって私はすきかな。

列車は高雄を離れ田園風景の中を進みます。とりたてて日本と違う風景でもなく、車窓からの眺めは途中で飽きてしまうのだが、列車は遅れもなく3時間弱で台湾島東側の台東駅に到着します。台東駅は以前は街の中心にあったのだが、線路の引き直しな何かで旧駅の北東側バスで20分くらいのところに新設されており、周囲には駅以外特に何もありません。旧駅は現在でもバス路線の拠点として残っているので、宿泊するホテルも旧駅付近に予約してあります。旧駅までのバスは、長距離路線であっても旧駅を経由する路線であれば利用可能なようです。その辺の勝手がわからずまごまごしていたら、親切な台湾女性が「これが一番早く出発する」と教えてくれました。台湾人は(中国人全般そうだが)親切な人が多くて旅行者は助かります。

台東駅到着。ここで下車する人は結構多い。右の列車が乗ってきた自強号。

台東駅の表側。台湾の駅舎はモダンなものが多い。駅舎だけでなく、いろんなものがきちんとデザインされている。

1日目夜 夕食から台東夜市

ホテルにチェックイン

今回予約したホテルは旧台東駅である「臺東轉運站(台東転運站)」すなわちバスターミナルからすぐの「Inn by the Village(台東南豐鐵花棧)」です。宿泊するホテルの場所としては、やはり交通が便利であることが一番です。またここは改装間もないようですべてが新しく快適。ホテルの従業員はとりたてて親切だということでもないけど、特に不愉快な思いもしません。また私たちは使わなかってけど無料のレンタサイクルが用意されているようです。

Inn By the Village(台東南豐鐵花棧) agoda提供

夕食は適当なお店で(老大衆餃子館)

台東に限らず、台湾では時間帯を外すと食事の場所を探すのに苦労します。と言うのもガイドブックに載っているようなレストランはお昼は14時、夜は21時を過ぎると店を閉めてしまうのです。そうなるとイチかバチかで空いてる店にトライするとことになります。今回もホテルのチェックインが20時過ぎになったので、Google地図を見ながら開いている店を探すことになりました。で、入ったのが「老大衆餃子館」。入店したら中で飲み会していた威勢のいいおっちゃんに随分歓迎されて「何を食うんだ?」と注文が終わるまでずっと付き添ってくれました。注文したのは水餃子、皮蛋豆腐、牛肉炒めそれと台湾ビール。物静かな店主らしき人と乾杯をしてこの旅最初の夕食をとりました。後で探したらお店のFacebookもあったので一応載せときます。

老大眾餃子館 - 台東市 - ダイナー | Facebook
老大眾餃子館、台東市 - 「いいね!」12件 · 172人がチェックインしました - ダイナー
老大眾餃子館 (台東市) の口コミ3件 - トリップアドバイザー
老大眾餃子館(台東市)に行くならトリップアドバイザーで口コミ、地図や写真を事前にチェック!老大眾餃子館は台東市で124位(320件中)、4.5点の評価を受けています。

まずはビールと牛肉炒め、皮蛋豆腐。

水餃子は1個単位で注文。1個5元。

台東名物のトートバッグ

台東にはなぜか帆布(現在はビニールレザー)を使ったトートバッグの店が2つあって、結構人気だそうです。片方の店は横縞の「台東帆布行」、もう片方は縦縞「東昌帆布行」とデザインでそれぞれ競い合っているようで、面白そうなので覗いてみました。ここで普段会社へもっていく弁当を入れる用の小さめのトートバッグを購入。100NTDでした。おそらく生地取りの都合上だと思いますが、縦長の(深さのある)ものは縦縞の東昌帆布行に多かったような気がします。

こちらは縦縞の方の「東昌帆布行」。すぐ近くに横縞の「台東帆布行」もあります。

2019年 台東帆布行へ行く前に!見どころをチェック - トリップアドバイザー
台東帆布行(台東市)に行くならトリップアドバイザーで口コミ(3件)、写真(1枚)、地図をチェック!台東帆布行は台東市で13位(25件中)の観光名所です。
2019年 東昌帆布行へ行く前に!見どころをチェック - トリップアドバイザー
東昌帆布行(台東市)に行くならトリップアドバイザーで口コミ(1件)、写真(3枚)、地図をチェック!東昌帆布行は台東市で16位(25件中)の観光名所です。

台東観光夜市

食事後に台東夜市をぶらぶらして帰ることにします。前回行った花蓮の夜市は公園中が夜市になっていて、お酒なんかを食後に楽しむのに具合が良かったので、それを期待して夕食は軽めに済ませたのですが、結構大規模の夜市だと聞いていた割には座ってゆっくり飲むような雰囲気ではなかったです。花蓮の夜市が逆に特殊なのかもしれません。

台東観光夜市。大きな夜市ではあるが、ゆったり感はなし。夜市とはそういうものかもしれない。

釈迦頭という果物。シーズンらしくいろんなところで売ってたが結局食べず。カスタードクリームのような甘い味らしい。

金魚すくいもあり。基本的に日本のものと同じ。

代わりにということで、夜市から少し離れた「七里香水煎包」へ行って見ることにします。ここの名物は水煎包 という大きな野菜饅を油で焼いたもの25NTD。餡は野菜のみなのであっさりしていますが、ボリュームはかなりあります。すごい行列になることもあるらしい(Google調べ)が、私たちが行った時はすんなり席につけました。大きさもあるし、結構もっさりしているので飲み物がないと厳しいかもしれません。ビールなどは店においている雰囲気ではなかったけど、皆さん外から飲み物は持ち込んでいました。私も手持ちの水で何とか食べきります。後でかけてくれる辛いソースがアクセントになってまあまあおいしいです。

水煎包25NTD。少し肉が入ってればもっとおいしいのに。

基本的に屋外ビニシースタイル。

お店は通りから路地を少し入ったところにある。

鐵道藝術村

台東の旧駅はバスターミナルとなっているとともに「鐵道藝術村」としても使われています。夜なので何もやっていないと思っていたら、21時過ぎにも関わらずそこそこ人でもあってにぎやか。鉄道コンテナを改造した建屋でバーなんかが営業していたりとちょっとしたオシャレスポットでもあるようです。このあたりから私が少し疲れてきて頭痛がしてきたので、それらを横目にホテルに戻ります。

鐵道藝術村で営業しているバー。

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