5.マンダレーからニャウンシュエへバス移動(4日目)

2019年05月|大型連休はバンコクからミャンマーへ
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旅は4日目。今回の旅のメインである「インレー湖」へ向かいます。インレー湖の観光をする際に拠点となる町が「ニャウンシュエ」で、今回はそこへバスで移動します。マンダレーからニャウンシュエまでは公称6時間。今回は日中の便を選択しました。普通バックパッカーはホテル代を浮かすために夜行バスを選びますが、残りの行程を飛行機移動としたことで日程的にやや余裕があったことと、ツレから夜行バスは絶対NGとのお達しがあったため日中便となりました。

4日目

マンダレーのバスターミナルへ

今回予約した「JJ EXPRESS」のバスはミャンマーでは人気の豪華バスです。3列シートで幅、前後とも余裕があるし、夜行便でも全然苦痛じゃないとの評判を聞いて是非乗ってみたかったのです。しかし夜行便はツレからの猛反対で却下、やむなく日中便を予約したのでした。

通常ホテルでバスを予約するとバスターミナルまでのピックアップがついてくるらしいのですが、人気路線との情報があったので、インターネットで事前に予約しました。JJ EXPRESSのホームページでも予約できるのですが、マンダレーから目的地のニャウンシュエまでの切符がなぜか検索されなかったので、BOOKAWAYというバス・フェリーの予約サイトを利用しました。実はマンダレーからニャウンシュエへ向かうバスはなく、タウンジーという街へ行くバスに乗って、途中の路上で別のニャウンシュエへ行くバスに乗り換えるというものだったのですが、特に問題なく到着することができました。(バスの中で上着を忘れてきてしまうというチョンボをしましたが、、、)

マンダレーの長距離バスターミナル。舗装のないただの空き地です。雨季には大変なことになると思われます。

一角にいろんなバス会社のチェックインカウンターがあります。JJ EXPRESSの店内ではコーヒーのサービスなんかもあったりします。

BOOKAWAY.comで予約したEチケット。これをカウンターに提示してチェックインしてもらいます。VIPバスだそうです。

個人モニタ付き。邦画の上映もありましたが、イヤホンがないので音声を聞けず。乗る際はイヤホンを忘れずに。

さらに水とお菓子のサービスあり。

マンダレーからはアジアハイウェイ1号線を南下して、途中で東に進路を変えるようです。

途中1度のトイレ&食事休憩

全行程公称6時間(グーグルマップでは7時間)のうち、最初の2時間程度を走ったところでトイレ休憩です。単なるトイレ休憩かと思い、一旦バスを降りてトイレを済ませて帰ってくると、バスの扉はがっちり閉じられています。そのまま30分程度炎天下で待たされました。実は食事休憩もかねていたのですが、まだ11時前で昼食を食べる気にもならず、ひたすらバスのスタッフが戻ってくるのを待ちました。

私たちのバス。3軸の立派なバスです。トイレを済ませて帰ってくるとドアはがっちり閉じられています。

アジアハイウェイ1号線を外れ、メィティ―ラーを過ぎたあたりから山越えの道に入ります。いたるところで道路工事の拡幅工事をしていますが、それほど渋滞することはなく順調に走ります。とはいえ、このバスは都市間の貨物運送も担っているようで、途中の街で荷物の積み替えなどをしたりしながら走るので、途中で6時間で到着することはないと諦めました。日が暮れるまでにはついてほしいものです。

ヘアピンカーブが続きます。

随分高度も上がってきましたが、前へはあまり進まないようです。

そんなこんなでバスは「シュエニャウン」の街に入ります。目的地は「ニャウンシュエ」なのでややこしいですが、ここでバスを乗り換えます。既に別の場所から来てニャウンシュエへ向かうバスが路上に止まって我々の到着を待っていました。慌てて荷物をまとめて乗り換えますが、その際に冷房対策のためバスに持ち込んでいた上着をバスに置き忘れてしまいました。マムートの結構高価なウィンドブレーカだったのに悔やまれます。

バスを乗り換えて20分程度でニャウンシュエの街に到着しますが、そこに入る前に「インレー湖入域料」を支払うために停車し、係員が乗り込んできて入域料10USD又は15,000MMK/1人を徴収してゆきます。はっきり言って高いですが、払わないと入れてくれないのでみんな文句を言わず払います。ニャウンシュエへ向かうこのバスの乗客はほぼ全員観光客のようです。西洋人率が結構高かったです。結局マンダレーのバスターミナルを定刻に出発してから8時間後に、ニャウンシュエのJJ EXPRESSの乗り場に到着することができました。

インレー入域料 10USD又は15,000MMK/1人

ホテルにチェックイン

ニャウンシュエはさほど大きくなく、歩いまわれる程度の街です。ここでは中級ホテルが中心で高級ホテルはほぼありません(あっても泊まりませんが、、、)。私たちが予約したのはインレー湖ツアーのボートの船着き場から一番近そうな「Royal Inlay Hotel」です。名前は立派ですが3つ星の王道を行くようなホテルです。しかしミャンマーのホテルでは、おそらくどこに泊っても親切なスタッフがいるであろうということに気が付きました。このホテルのフロントのスタッフも、お互い不自由な英語で意思疎通を図る時などは、その一生懸命さが伝わってきて気持ちがよかったです。

https://www.agoda.com/partners/partnersearch.aspx?pcs=1&cid=1814818&hl=ja&hid=561886

ホテルにチェックインして間もなく、スコールが降り始めて30分程度は大雨でした。雨季が近いということでしょうか。それと高地であるためか、雨のせいだけではなく非常に涼しくて過ごしやすい気候だったのは、マンダレーの40℃の気温にさらされた身には非常に助かりました。

お腹が空いたのでシャンヌードルを食べる

ここニャウンシュエは、シャン州の州都であるタウンジーにほど近い街です。当然シャン人の地域なので、シャン料理が食べられます。ミャンマーに来てからミャンマー料理(ビルマ料理)ではなくシャン料理ばかり食べていますが、こちらの方がおいしいのだから仕方ありません。とりあえずシャンヌードルを出す店に行って見ます。時間的には夕食に少し早いくらいですが、そういえばバス移動の途中に何も(お菓子以外)食べていないので腹ペコです。

もともとシャンヌードルは朝食べるものらしく、おいしいと評判の店はもう店じまいしているようでしたが、夕方以降もやっているヌードルショップに向かいます。場所はミンガラー・マーケットの向かいですが、今見るとトリップアドバイザーには出ておらず、どうやってその店を見つけたのかは謎です。

遅くまでやっているシャンヌードルショップ。店の壁には多国語で書かれたメニュが貼ってあります。日本語もあり。珍しいところではアラビア語なんかも。

シャンヌードル。今まで食べたことのないもちもちとした食感が不思議な麺料理。しいて言うなら伊勢うどんに少しだけコシを加えた感じ。

シャンヌードル2人前+ミャンマービール 5,500MMK

もう少しちゃんとしたレストランに後で行くつもりでしたが、このシャンヌードルがお腹にたまってこれ以上は食べられない感じになってしまいました。いつもならこのまま部屋に帰って寝てしまうのですが、今日はほとんど歩いておらずもう少し散歩することにしたところ、ツレがネットで「ルーフトップバー」を見つけたので行って見ることに。マーケットから北西に歩いて10分くらいでしょうか。川を越えたあたりに目的の店がありました。その店には2階にも席がありますが、せっかくなので屋上の席へ。メニュを見ると料理も出すようですが、お腹いっぱいなので、飲み物だけを注文することにしました。ツレは「マンゴージュース」、私は「カチンワイン」というのをオーダー。カチンというはシャン同様にミャンマーの少数民族の1つで、ミャンマー北東部の中国との国境にある州だというのは知っていました。そこの「ワイン」は葡萄でできたワインではないことは想像がつきます。おそらく「ライスワイン」だと思われますが、思い出に変なものを口にしておくのも悪くないと思い注文しました。(店員は「カチン」ではなく「カシン」と発音していました。)

ライトアップされた仏塔が見える「インスタ映え」しそうなお店。

「カチンワイン(Kachin Wine)」です。壺に入ってストローで飲むのは意外でした。何かを漬け込んだ焼酎だと思われます。

インレー湖での観光は湖をボートでめぐる1日ツアーを組むのが一般的で、バスが到着した直後から勧誘が頻繁にあったのですが、先ほどのスコールを見て明日1日中ボートの上にいるのがためらわれました。なので、もう一つの目的地である「カックー遺跡」へ行くことにしました。カックーへは公共の交通機関がないので車をチャーターすることになるので、ホテルに帰って車の予約をすることにしました。

無効のリンク

停電

ミャンマーでは停電は日常茶飯事だと聞いていました。前回のバガン旅行では一度も遭遇することはありませんでしたが、ここニャウンシュエでは頻繁に停電に遭遇しました。ルーフトップバーで少し飲んだ後の帰り道、街が突然真っ暗に。念のために持って行った小型の懐中電灯が役に立ちました。インレー湖に行く際には、今のところ懐中電灯は必携です。ホテルなどでは自家発電機を備えているので数分後には復旧しますが、別の日には私たちはエレベータに閉じ込められるという貴重な体験をしました。

都会人には不安になるくらいの暗さ。町中が車の明かりだけになります。

 

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