6.チャンアン訪問のおまけでハノイ郊外のドゥオンラム村に行って見る(5日目・最終日)

2018年12月|世界遺産チャンアンとハノイ郊外ドゥオンラム村
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5日目(最終日 ハノイ(ドゥオンラム村)→関西空港)

公共バスでハノイ郊外ドゥオンラム村へ

昨日予定を早めてニンビンからハノイに帰ってきたのは、天気が良くなくこれ以上見るところがなかったせいもありますが、早めに戻ってお土産購入などを早々に済ませ、今日はゆっくり「ドゥオンラム(Đường Lâm)村」を観光するためです。ドゥオンラム村はハノイから50km程度北西に位置する郊外の村ですが、発展を続けるハノイ市内とは別世界のような100年前の建物や塀が残り、古き良きベトナムを感じることができる場所のようです。
https://goo.gl/maps/bay31Ff2Si82

その歴史は15世紀にまでさかのぼると言われ、現在でも100年前に建てられた自然石やレンガの家屋や塀が残されおり、古き良きベトナムの姿を現代に伝える貴重な存在なのです。

しかも、この村からベトナム史上に残る英雄たちを輩出しており、歴史的にも重要な村でもあります。そんなことから2005年にはベトナム政府から文化遺産として認定されました。

文化遺産に認定されたからには、村としては伝統家屋の保存や歴史の詳細調査を行う必要があります。そこで何と日越政府間の取り決めから、日本が村おこしのお手伝いすることになったのでした。

日本の大学や研究所による調査や家屋の修復に加え、JICAの青年海外協力隊による草の根的な活動により、ベトナムの伝統を残した村として観光による収益と生活向上の努力が続けられてきたそうです。

以上 https://trip-s.world/duong-lam より転載

ハノイ中心から50kmなので、車をチャーターすれば1時間強で到着できると思いますが、私たちは公共バスで行くという苦難の道をあえて選択します。おおよそ2時間弱で到着できることもハノイバスの検索アプリで調査済みです。朝食後すぐに出かければお昼前には到着し、観光後お昼ご飯を食べてから帰途についても、夕方には十分帰ってこれるはずです。
検索したルートは、ホテルからほど近いバス停から32番バスに乗り、途中のバス停で92番バスに乗り換えると到着できるようです。

これがハノイバスの検索画面。乗り換え回数やバス停間の歩行距離なども明示されていて非常に便利。マップ上の水色の○印は途中のバス停を示しています。自分の現在地もわかります。

32番バスはほどなく到着。途中下車のバス停まで30分くらいかかるようなので、25分経った頃からアプリの地図(GPSで自分の位置がわかる!)をにらみつつ、乗り過ごさないように注意します。目的のバス停で降りたら、次のバスが何分後に到着するのかもアプリで確認できます。かなり使えるアプリです。言語も英語表記があるので何ら問題ありません。ただGPSを作動させているので、バッテリーの減りには要注意です。

途中のバス停(Nhổnのバスターミナル)の様子。

ハノイの公共バスを利用するならスマホアプリ「TimBuyt」が必須。

ドゥオンラム村散策

なんら問題なくスムーズにドゥオンラム村付近のバス停に降り立つことができました。が、1つ手前のバス停で降りてしまったようで、のどかな景色の中を延々歩くことになりました。最寄りのバス停は「Đường vào Chùa Mía Đường Lâm」です。

ドゥオンラム村の入り口付近。どうやら降りるバス停を間違えたようだ。

インターネットの情報では、「入場料を払う」とか「簡単な地図をくれる」とかありましたが、変な場所から入ったせいか、そういうところは見当たりませんでした。入場料払ってもよいから地図はほしいところです。なにせGoogle Mapの地図が簡略過ぎて、まるで役に立たないのですから。仕方ないので適当に歩いていると、何やら立派な寺院が見えてきたので中に入ってみます。もちろん入場料などは不要です。由緒正しそうな構えで、建物もよく保存されています。

ミア寺

ミア寺

ミア寺

ミア寺

そのほかにも教会や、集落の古い門など見るものは多くあります。できればガイドをつけて行ったほうが効率よく見て回れると思います。

村の教会。門が閉まっていたので帰ろうとしたら、おじさんがカギを開けてくれて内部に案内してくれた。ベトナム語で何やら一生懸命説明してくれるが全く伝わらず。最後におっちゃんが指さした左記には「donation(寄付)」と書かれた箱があった。ありがたく寄進いたしました。

レンタサイクルもあるが、道が狭いので結構邪魔だったかも。

村のわんこ。

村では酒造りが盛んだと聞いていたので、焼酎でも買って帰ろうと思っていたが、販売しているところは発見できず。残念。

レンタサイクルを借りてソンタイ古城へ

村の中でレンタサイクルがあったので1台借りてツレと2人乗りで見てまわりましたが、道が狭かったりして普通に徒歩で散策する方がよかったかもと思いました。

せっかく自転車借りたのだからと、村から5kmほど離れた「ソンタイ古城(Sơn Tây Old Fortress)」へも行って見るかと国道を2人乗りでひた走ります。漕ぐのはもちろん私(ダンナ)です。自転車でも30分程度かかりました。古城自体はあまり見るべきものもなく、しんどい思いをしてまで行く必要はなかったです。どうしても行きたければ、帰りのバスを途中下車して行くことをお勧めします

Sơn Tây Old Fortress

中国の影響を強く受けた様式。

遺跡の中にミグ戦闘機の展示があります。隣には子供向けのミニ遊園地もあったりします。こういう感じは社会主義国ならではでしょうか。

さて、思い付きのツーリングを強行したせいで残り時間があまりありません。とりあえず遅めの昼飯(すでに午後3時)を食べて急いで帰ります。

変な色なのは屋根が青色のポリ波板だから。お味は化学調味料がやや強い家庭料理といったところ。まずくはないが、店主のおばさんが(愛想は良いが)がめつくて閉口する。

ハノイ市街へ戻る

帰り道は往きと逆ルートをたどればいいのですが、なにせもう時間があまりないのです。運よく5分程度の待ち時間でやってきた92番バスに乗り、往路で乗り継いだバス停まで戻ります。ここで32番バスに乗り継ぐのですが、なぜか32番バスはバス停を通過。焦ります。その時にバス停に入ってきたミニバスからおばはんが執拗に乗るように勧めてきますので、行き先に不安を感じながらとりあえず乗車。おばはんに料金を払うのですが「もっとよこせ」的なゼスチャーを受け、このバスはダメなヤツだったと悟りました。。。。とりあえずハノイ市内の適当なところで降ろしてもらい後はタクシーに乗り継ごうと決意し、再びGoogole Mapを凝視します。

バス停で客引きをする非正規のミニバスには要注意。

実は夕方にホテルに戻ってきてシャワーでも浴びてから夕食を食べようと考え、午後6:00のレイトチェックアウトをお願いしていた(もちろん有料)のですが、ホテルに戻ったのは午後5:55。何のためのレイトチェックアウトかわからなくなってしまいましたが、とりあえず荷物をまとめてチェックアウトし、荷物はホテルにしばらく預かってもらいます。朝出るときに預けておけば余計な出費をしなくて済んだのにと悔やまれます。

夕食は三度ビアホイへ

今日のメインは「deep fried frog」カエルのから揚げ。

気を取り直して夕食ですが、またしても昼飯が遅かったためあまり空腹感を感じません。先ほどミニバスにまんまと騙されたショックもあって、昨夜のビアホイで飲んで忘れることに決定。大晦日のビアホイは昨日にもまして西洋人が多くにぎやかで、萎えかけた気分がちょっとなごみます。

最初は満員だったが帰るころには空いてきた。

ノイバイ空港へ

最後のビアホイを堪能した後は、最終の空港バスに乗ってノイバイ空港に向かいます。が、しかし、大晦日のハノイ中心街はバイクの洪水でバスはなかなか進みません。まあ、飛行機の時間までは余裕があるので、のんびり万国共通の若い奴らのバカっぷりをバスの車窓から見物します。

小雨降る中、大晦日の喧騒にバイクで繰り出すベトナムの若者。

空港では比較的時間があったので、年越しそばならぬ年越しフォーを堪能して帰国の途につくのでした。そうそう、LCCは食事の提供がないので、深夜便の場合でも着陸の直前まで寝かせてくれたのはありがたかったです。

ハノイの空港内のフォー屋(チェーン店ぽい)は高いけど意外となかなかうまい。
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