6.チェコ最終日―ヴェレトゥルジュニー宮殿でミュシャのスラブ叙事詩を鑑賞(5日目)

2016年09月|初めての中欧へ(チェコ・プラハ、チェスキークルムロフ)
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チェコ、プラハの旅も最終日です。今日の夕方には空港へ向かわなければなりませんが、最後にプラハの美術館に行こうということになり、国立美術館であるヴェレトゥルジュニー宮殿へ行きます。チェコの画家といえばアルフォンス・ムハ(ミュシャ)ですが、ムハにはあまり興味がなかったこともあり、ここまでチェコの芸術には全く触れてこなかったのですが、ここでムハの大作を見て後々後悔することになります。

5日目(スラブ叙事詩鑑賞 帰国の途に)9/21

ヴェレトゥルジュニー宮殿(Národní galerie Praha)

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チェコ・プラハの旅、最終日は国立美術館(Národní galerie Praha)に行くことにしました。ムハ(ミュシャ)にあまり興味はないけど、「スラブ叙事詩」だけは見ておくか、という程度のノリでした。

アルフォンス・ムハは日本ではミュシャという読み方の方が知っている人が多いと思います。「ミュシャ」というのは「ムハ」のフランス語読みで、日本ではパリでのアールヌーボ期のポスター芸術作家としての方が有名なので、ミュシャという読みで固定されてしまったと聞きます。ミュシャのポスターは誰しも一度は目にしたことがあるでしょうけども、私はあまり興味がなかったのです。同時期のポスター作家ならロートレックなんかの方が好きでした。

ムハのスラブ叙事詩は、現在はプラハの国立美術館であるヴェレトゥルジュニー宮殿に収蔵されています。「宮殿」と言っても姿は近代的なビルなので、間違わないように注意が必要です。

ヴェレトゥルジュニー宮殿

スラブ叙事詩

スラブ叙事詩展示の様子。

スラブ叙事詩展示の様子。

広々としたスペースにムハの大作が整然と並べられています。警備員は立っているものの自由に鑑賞することができ、それにそもそも客が少なくじっくりと鑑賞できます。この直後に一部が東京に移送され展示されたそうですが、日本で特別展を行うにあたってはチェコ国内でかなりの批判があったそうです。それだけ国民から愛されている作家だということでしょう。そんな作品群は見慣れたポスター作品と全く異なり、圧倒的な存在感でスラブの歴史を見るものに訴えかけてくるようです。市内のムハ美術館にも行っておくべきだったと、このとき後悔しました。今日は夕方の便でイスタンブル経由で帰らなければならないのです。

再び旧市街へ

先ほどの美術館のチケットであと何か所か回れるというので、最後に旧市街にもう一度やってきました。今回の旅の最中ずっと曇り空だったのが、最後に晴れました。

帰国の途に

最後のビールを飲むためにホテルの近くのレストランに行き、夕方のイスタンブル行きに乗るために再びシャトルバスで空港へ向かいます。チェコでは外国人が買い物をした際には、税金の払い戻しを受けることができますので空港の窓口へ行くものの、誰もいません。カウンターにあった電話で係員を呼び出して払い戻しの書類を提示したのですが、「品物を見せて」と言われて困りました。そのお土産品はボヘミアンガラスだったのですが、割れないように厳重に梱包してすでにトルコ航空のカウンターに預けてしまっていたからです。そういえばお土産物屋の店主が、返金の際に品物を見せないといけないということを言ってくれたような気がします。(現金で買えばその場で返金処理してくれるそうなのですが、持ち合わせがなかったのでカード払いにしたのです。)もう少し粘れば返金してくれそうな感じもあったのですが、押し問答するほどの英語力がないので結局諦めました。TAX REFUNDを受ける際には品物が必要になることもある、ということは今後の教訓としておきたいと思います。

トルコ航空機で帰ります。イスタンブル・アタチュルク空港にて。

 

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