3.バンコク到着後チェンマイへ向かいスコータイに車で引き返す(1日目)

2015年11月|思い付きでバンコク行きを予約したらお祭りだった
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羽田空港からバンコクスワンナプーム空港に到着した後、チェンマイへの乗り継ぎの手続きを済ませ、チェンマイ空港へ向かいます。到着後そのまま迎えの車でスコータイまで引き返します。なぜそんな計画になったかというと、スコータイで信頼できそうな現地ツアーオペレータが見つからなかったから。そんなこんなでこの日はスコータイ観光です。

1日目 朝(スワンナプーム空港で乗り継いでチェンマイへ)

スワンナプーム空港で乗り継ぎ

日本航空便で羽田からバンコクに到着したのは、まだ早朝だったと思います。眠たい中機内でたたき起こされて食事を詰め込んだので、深夜便ではいつものことながら胃がむかむかしたままスワンナプーム空港で次の手続きは何をすればよいのか考えています。

バンコクからチェンマイへ飛行機で行く場合、ドンムアン空港(当時はまだ国内線専用だったと思う)からLCCに乗る方が安いのですが、あえてスワンナプーム空港発のタイ国際航空便にしたのは、空港間の移動もさることながら、荷物のピックアップと再度の預け入れの手間が面倒だったことが主な要因です。昔なら少しでも安い方を選択したはずですが、歳をとるとこういうことがすぐごく面倒なので多少の金額差なら楽な方を選択してしまうのです。

早朝のスワンナプーム空港。搭乗口へスロープで降りて行くという独特の構造。

荷物は直行でチェンマイまで行くとしても、次の便は国内線なので入国審査はここで受けないといけないはず、と思いながら、まず乗り継ぎカウンターで航空券を提示すると、そこで国内線のチェックインを行ってくれて、搭乗券も発券されました。この後どうするのかと聞いたら、「乗り継ぎ客専用の入国審査場があるからそこへ行け」とのこと。合理的ではありますが、知らない人はそのまま普通に入国してしまいそうです。その後、タイ国際航空の国内線ラウンジで次の搭乗を待っていた時に衝撃の事実が発覚します。

タイ国際航空のロイヤルオーキッドラウンジ(国内線)で私の靴が大変なことになっていることに気づく。

この靴は、もともとスポーツジム用に屋内履きとして使用し、その後しばらく使っていなかったものを発見したので「ちょうどいいや」と軽い気持ちで履いてきたのですが、なんだか靴を引きづっているような変な感覚があったので、もしやと思い見てみるとこんなことに(泣)。とりあえず空港内のスポーツ用品店で新しい靴を買いました。キーンのトレッキング用サンダルですが、円安だったこともあり日本で購入するより高いくらいでした。

チェンマイ空港に到着し、ドライバーと合流

チェンマイへの便は純粋な国内便なので、大阪伊丹空港から羽田空港、バンコクスワンナプーム空港を経由した私たちの荷物はどういう形で戻されるのか、国内線だから当然税関手続きはないのでは、などと考えていましたが、ちゃんと飛行機を降りたところで「国際線からの乗り継ぎの人はこっち」という案内板を持った人が立っていました。国際線からの乗り継ぎ客の荷物は、国内線とは別のところでピックアップするようです。なかなか複雑なハンドリングを実現していて関心です。当然税関検査もありますが、いつものように「No Declare」の方へ進むので特に面倒なことはありませんでした。

伊丹から羽田、バンコクを経由して到着した荷物。ちゃんとついてよかった。

チェンマイ空港到着。快晴で相当暑そうです。

スコータイまでの途中で昼飯

チェンマイからスコータイまでは車で3時間弱かかります。途中で昼食をするために、ドライバーが国道沿いの簡単なレストランに寄ってくれました。道路の走行車線側にも店があるのに、反対側の店へはいったので変に思いましたが、ここなら外国人でも食べられる辛さだからとのこと。気を遣ってくれるのはうれしいのだが、私は結構辛いものは大丈夫な方なので少し残念です。しかしこの旅初めてのタイ飯です。おいしくいただきました。

こんな感じのこぎれいな店。

おかずとカレーを選ぶようです。

こんな感じ。タイ飯はうまい。

1日目 午後(スコータイ見学)

スコータイ歴史公園

スコータイ王朝はタイ人(タイ国人ではない)最初の王朝と言われており、13世紀ころそれまでの支配者であったクメール人(現在のカンボジアの主要民族)を追い出して成立したとのことです。なのでクメール様式の建物も残る遺跡となっており、現在は「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町 」として、明日行く予定のシーサッチャナーライ歴史公園とともに世界遺産に登録されています。

ワット・シーチュム (Wat Si Chum)。仏さまがチラ見できます。

仏さまは現在でもタイ人の信仰の対象です。

夕暮れが近づいてきました。

スコータイ歴史公園は広大で自分たちだけで行ったらどこから見たらよいのかさっぱりわからないと思いますので、今回はガイドも一緒にお願いをしてよかったと思います。昼から3時間余り見て回りましたが、十分堪能できました。ところで今晩はロイクラトン祭りの本番だそうで、そのための準備が進められていました。ガイドさんも「後でくるんだ」と楽しみにしているようです。一緒に行かないかと誘っていただいたのですが、なんだか申し訳ないので丁重にお断りをし、自分たちだけで来てみることにしました。入場するだけなら費用は不要とのこと。

今晩はロイクラトン祭りの本番だそうです。準備も着々と進んでいます。

お祭りの演者たちでしょうか。日陰で休憩のようです。

ホテルにチェックイン

今夜ののホテルは旅行会社にお任せして取ってもらった「パイリンホテル」です。口コミなどを見ているとツアー会社がよく利用するようで、ツアー客の声がいくつか見られました。さほど良い意見はありませんが、かといって全くダメというわけでもなさそう。要するに可もなく不可もなくといったところでしょうか。スコータイ歴史公園と新市街のちょうど中間くらいの位置にあり、どちらからも遠いというなんとも言えない立地。しかしその昔、日本国の天皇様がご宿泊になったこともあるらしい、由緒あるホテルのようではあります。部屋の備品等は貧弱ですが、かといって不潔ではありません。1泊だけなら特に文句はありません。

その昔は立派な建物だったことが偲ばれます。現在はがらんとしていて寂しい雰囲気が漂います。

夕食はツアーにセットされていたので、このホテルのレストランで食べます。ホテルの雰囲気なりにしょぼい夕食かと思っていましたが、豪華ではないもののそこそこおいしかったと記憶しています。

夕食後トゥクトゥクで再度スコータイ歴史公園へ

夕食を済ませ、ホテルでトゥクトゥクを呼んでもらって再度スコータイ歴史公園へロイクラトンのイベントを見に行きます。遺跡がライトアップされたりしていて気分が盛り上がります。

仏塔もライトアップされていて昼間の雰囲気とはまるで別です。

夜店なんかも出ていますが、売っているものはガラクタです。

これがロイクラトン。灯籠流しです。ちなみにタイ国は上座部仏教なので、精霊流しと違い死者の魂を弔って送るという意味はないと思います。

提灯の明かりで演出しています。

気のせいか仏さまが昼間よりも立派に見えます。

こんな色っぽいポーズの仏さまも。

舞踏か何かをやっていたようですが、ここは予約がないと入れなかった。祭りも最高潮の感じです。

最後は花火で締めくくり。

昼間に準備していたのは目にしていましたが、こんな大掛かりなイベントになるとは思いもよらず「ちょっと行って見よう」という程度のつもりで来たみたのが大正解だったようです。普段あまりお祭りには興味がないのですが、皆が浮かれた感じになっている中に入ってゆくのも悪くないものです。

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